「わが上司後藤田正晴」佐々淳行著を読む。副題に「決断するペシミスト」とあり、その言葉が前から気になっていたのだった。防衛庁、内閣時代の佐々氏と当時の上司、後藤田正晴氏とのエピソードを記したものであるが、理想のリーダー論なのだった。ところで、「決断するペシミスト」とは、佐々氏が提唱した危機管理の心得「悲観的に準備し、楽観的に対処せよ」ということなのだった。佐々淳行氏は日本の危機管理のスペシャリストである。そして富山にゆかりのある戦国武将、佐々成政の子孫であられるという。なるほど、氏の古武士的風格はそこに由来するのか。
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