遠征登山2日目。霧島温泉で癒された一行は「開聞岳」(かいもんだけ)924mを目指す。薩摩半島の南端にその山はそびえている。薩摩富士と呼ばれるように、その姿は美しい。海側から見ると海上に浮かぶように見えるのだろう。コンビニで昼食を買い込み、予定より若干遅れての登山開始となった。この山のおもしろいところは、カタツムリの背中の模様のような登山道で、山を巻くように登るのだ。登山口からしばらくは雨で削られたような黒ボコ道を歩く。林の中の日陰なのに暑い。5合目くらいから視界が開け、海と半島が見える。長崎鼻の岬も見える。ここからは、大きな岩がごろごろした道になる。途中、小学生の集団とたくさんすれ違った。「こんにちは。」の声が元気だ。今日は土曜日だから野外活動なのだろう。約2時間30分かけて登頂。小学生の集団と時間が重なっていたら頂上で座る場所がなかったかもしれない。缶チューハイで乾杯をして、弁当を食べる。池田湖や海がすぐそばに見える。山登りをして、こんなに近くに海が見えるという体験はあまりないだろう。実はこの山へ登るのは2年前に続いて2度目なのだった。まさか、2回も登れるとは思わなかった。いい山は何度登っても楽しい。
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