2011年2月13日日曜日

ゼロの焦点

『ゼロの焦点』DVDで観た。松本清張原作。社会派ミステリとして氏の作品は以前から気になっていたのだ。この作品も過去何度もリメークされているようで、今回レンタル屋さんの棚に広末涼子さん、中谷美紀さん、木村多江さんの3人の女性が赤い服を着て並んでいるケースを見て、思わず借りてしまった。新婚の新妻役は広末涼子さん。新婚生活が始まった矢先、夫が金沢で失踪してしまう。冬の日本海の断崖。冬の稲妻。ぶるっ。次々と起きる殺人事件。ミステリーのようであるが、名刑事が登場する訳でもなく、事実だけが淡々と明かされていく。そして全ての事件はひとりの女性と繋がる。それにしても、お兄さんはなぜ一足早く金沢にいたのだろう。鹿賀丈史さん演じる社長はなぜ身代わりになったんだろう。分からない。
事件のストーリと並行して女性の市長候補の話が語られる。女性の地位がまだ、今ほど確立されていなかった時代背景。このあたりが社会派なのか。木村多江さんの金沢弁が妙に耳に残った作品だった。

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