中村啓子さんをご存じだろうか。
必ず知っていると思う。NTTの時報や番号案内、携帯電話の留守番電話サービスの声の方、と言ったら誰もがうなづく。昨年(2008)は、日本オーディオ協会から「音の匠」として顕彰を受けられた。
その中村さんが母校の中学校で講演をされた。僕の母校でもあるが、同窓会が毎年、生徒に「先輩に学ぶ講演会」と題し行っている行事に講師としてお招きしたのだった。
ちなみに、一昨年は「女性の品格」がベストセラーとなった坂東眞理子さんが先輩として講演されている。
講演会の冒頭、「お掛けになった電話は…」とアナウンスされると、「おおー」というざわめきが会場内に起きた。^^;さすがだ。講演会の内容も中学生にもわかりやすい慈愛に満ちたお話だった。
人のよいところをほめてあげる。自分のやりたい気持ちをあきらめない。どうせ…と考えない。そうすれば失敗もプラスに転じる。自分は何故生まれてここにいるのか、死について考える。自分、人を信じる。約束を守る。
講演の中で、三浦綾子著「塩狩峠」の一部を朗読されたのだが、聞いていたら泣きそうになってしまった。朗読でこんなに心を揺さぶられたのは初めてだ。
久し振りにオーラを感じる素敵な女性に出会った。そして素敵な女性に共通するのは皆、謙虚だ。^^;
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